事業承継とは、会社の経営や資産などを後継者に引き継ぐことをいいます。
会社を閉じることなく経営者(代表者)が引退する場合などに、事業承継がなされることがあります。
経営者の高齢化が進展していますが、中小企業庁による「事業承継ガイドライン第3版(R4年3月改訂)」によれば、60歳以上の経営者のうち約52パーセントが、後継者へ引継ぐことなく、廃業することを予定しているようです。
事業者が事業承継を選択しない場合には、好業績の企業もそのまま廃業する可能性が高く、それにより当該企業が維持している雇用や技術、ノウハウが失われてしまう可能性が高いといえます。事業承継等を円滑に行うことにより、技術・ノウハウが喪失してしまうことを防ぐとともに、円滑な世代交代による事業の活性化も期待されます。